光本 裕 院長(かみなかひかり鍼灸院接骨院)のインタビュー

かみなかひかり鍼灸院接骨院 光本 裕 院長

かみなかひかり鍼灸院接骨院 光本 裕 院長 YU MITSUMOTO

専門学校を卒業後、鍼灸師の資格を取得。6 年間鍼灸院へ勤務後、再び専門学校へ通い、柔道整復師の資格を取得。数件の接骨院に勤めたのち、2017年『かみなかひかり鍼灸院接骨院』を開業し、院長に就任する。

全盲の鍼灸師に感銘を受け、治療の道へ

 ずっとスポーツが好きで、高校生の頃はテニス部に所属していました。足の速さを買われ、強歩大会にも出場することになったのですが、その大会は山梨県からスタートし、ゴールは長野県の諏訪湖という実に70 キロにも及ぶ、長いコースで、また標高の高低差も激しい大会でした。そこで、毎日走り込みを行い、体を鍛えていたのですが、負荷をかけ過ぎてしまったのか、大会前に足を痛めてしまったんです。以前にも、筋肉を痛め、整形外科へ行きましたが、あまり効果は感じられず、また整形外科へ行こうという気持ちにはなりませんでした。為すすべもないまま、このままでは大会に出られないかもしれないと、焦り始めた頃、母から「近くの鍼灸院に行ってみたら」と薦められました。それまで鍼灸院の存在は知っていたものの、特に関心を持つこともなく、正直あまり期待はしなかったのですが、何もしないよりはマシだろう、ということで、行ってみることにしました。鍼灸院を訪ねると、驚いたことに先生は全盲でした。こちらが戸惑うなか、先生は淡々と問診し、指先の感覚だけで私の足を診察。そして、鍼治療を行いました。先生の治療を受けると、すっと痛みがなくなり、先生を訪問してから治療を受けるまでの一連の出来事にすっかり感銘を受けてしまいました。その後、その先生の治療を受け続けたことで、無事に大会に出場することができました。とても嬉しかったと同時に、その先生との出会いで、将来、私も治療に携わる仕事に就きたい、という夢を持つことができました。先生との出会いは、私にとって大きな転機でしたね。

施術、運動療法、食事療法で患者さん一人ひとりにあった根本改善を目指す

 当院では、施術はもちろんのこと、運動療法や食事療法も組み合わせた総合的な治療を提案しています。施術で、患者さんの身体の痛みをとるのは当然なのですが、施術で、痛みがなくなったとしても、またしばらく経てば痛みが出てしまうケースが多く見受けられました。開業したての頃、この問題に直面した私は、どうしたら安定的に良くなるか、必死で考えました。確かに施術をすれば、身体の痛みは無くなる、もしくは軽減されます。しかし、根本的な問題、例えば普段の姿勢が悪かったり、体の癖があったり、標準体重を大幅にオーバーしていたり、といった問題が解決できなければ、継続的な治癒には繋がらない。その事に気がつきました。当院が大事にしていることは、一時的な治癒ではなく、良い状態が安定して続くことです。そのためには、生活改善は欠かせません。そこで、施術以外の勉強も始め、健康療法の資格も取得しました。患者さん一人ひとりに合った健康療法、運動療法を提供することで、長期的に健康を保ち、痛みのない体になって欲しいと考えています。具体的には、治療をするなかで、健康と運動に関するアドバイスもしています。もちろん、患者さんのなかには、施術だけで良いという方もいらっしゃいますので、施術のみを行うこともあります。患者さんが健康にたいし積極的になることがまずは大事なので、患者さんが望まないことはしません。やりたいこと、楽しいことをして、いくつになっても人生を楽しんで欲しい。その願いを叶えるために、私自身、精進しながら、患者さんの体に日々、向き合っています。

結果を出す施術力

 当院の強みは、何と言っても施術力です。他店では出せない結果を出せると自負しています。施術を行う傍ら、先ほども申したとおり、勉強を重ねたことで、幅広い知識を得ることができ、今ではその知識を体系立てて、様々な患者さん、様々な症状に治療できる施術力を構築できたと思っています。患者さんのニー
ズとしては、体の痛みをとって欲しいという方が一番多いので、腰、肩をはじめ、あらゆる体の痛みのケアを専門としています。印象に残った患者さんは思い出せばきりがないですが、一人挙げるとしたら、歩くこともままならないほど痛みに苦しんでいた患者さんですね。歩くだけでなく、長く座ることも難しいほど、腰に痛みを抱えていました。原因は慢性的な痛みが長年にわたって、悪化してしまったと見ています。施術を受けるうちに、歩く距離が少しずつ長くなり、だんだんと普通に歩けるようになりました。そればかりか、新幹線に乗って、頻繁に地方へ遊びに行くほど回復したんです。どこかへ行くたびに「先生、今度は〇〇へ行ってきたよ」と、報告をいただくので、とても嬉しいですね。患者さんが動けるようになったことで、ご自分の人生を取り戻している。そういう姿を見るときは、この仕事をしていて本当に良かったなと思います。

ICCO 式美容鍼や、小顔コルギなど美容にも力を入れている

 当院では、美容にも力を入れています。ICCO 式美容鍼とは、お顔のたるみやほうれい線、くすみが気になる方に人気の美容鍼施術です。鍼で皮膚の下0.2mm程度の深さに細い傷を作ることで、人間が本来持っている創傷治癒力が働かせ、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分の分泌を促します。ICCO 式美容鍼は従来の鍼施術より、内出血や赤みなどのトラブルが軽減されるので、安心して受けられますよ。また、美容鍼に加えて、ダーマローラー、高濃度炭酸パックを使ったコースもありますので、特別な日を控えている方には、特におすすめです。小顔コルギは、顔の骨を整えて、小顔にする韓国発祥の施術で、こちらもとても人気ですね。エステとは違い、当院では資格保有者が、確かな理論に基づいて施術を行いますので、結果にはやはり差が出てくると思います。おかげさまで大変ご好評をいただいているので、近々、美容に特化した2 号店をオープンさせたいと計画しています。ラグジュアリーな雰囲気の完全個室制で、とは考えているのですが、まだ計画の段階です。どのようなお店になるか、私自身楽しみにしながら取り組んでいます。

何歳になっても、体は変えられる。その証明をするため、ボディメイクコンテストへ

 最初は、痛い、つらいとおっしゃっていた方でも、徐々に体を動かせるようになった患者さんをたくさん見てきました。年齢などは関係ありません。施術を受けて、生活改善を行い、それを継続していけば、何歳になっても体は変えられます。体が変われば、人生も変わります。当院の入り口には、ビフォーアフターの写真を掲示して、「こんなに変わることができる」ということをお伝えしていますが、最近は患者さんだけが頑張るのではなく、私自身も頑張りたいと思い、ボディメイクコンテストに出場するために、1年半前から毎日体を鍛え、食事制限も始めました。大会は2024 年10 月に開催されるので、それまでに私の体がどう変わったのか、患者さんに報告したいと思っています。私が変わることで、一人でも多くの患者さんが「自分にもできるかもしれない」と希望を持っていただければ、嬉しいですね。今後の計画としては、次世代への指導や支援活動にも力を入れたいと思いつつ、施術が好きなので、現場からは離れないと思います。いつまでも、患者さんと向き合いながら、患者さんと一緒に成長していきたいですね。身体の痛みで悩んでいる方、小顔になりたい、美容で肌質改善をしたいという方、またボディメイクに関心のある方など、小さなことでもご相談くだされば、解決策は提案できると思います。お気軽にご相談ください。

 

※上記記事は2024年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

かみなかひかり鍼灸院接骨院 光本 裕 院長

かみなかひかり鍼灸院接骨院光本 裕 院長 YU MITSUMOTO

かみなかひかり鍼灸院接骨院 光本 裕 院長 YU MITSUMOTO

  • 出身地: 山梨県甲斐市
  • 趣味: サッカー観戦、フットサル、ゴルフ、ボ ディメイク
  • 好きな音楽: パンクロッ ク、ハワイアンミュージック
  • 好きな映画: 『ショーシャンクの空に』
  • 好きな場所: スポーツジム

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