横浜りゅう動物病院 中林 竜太 院長 RYUTA NAKABAYASHI
2014年に北里大学獣医学部を卒業した後、横浜市港北区の『藤井動物病院』にて約7年間勤務医を務める。その傍らで前医に当たる葉山動物病院に勤務するようになり、2021年2月に『横浜りゅう動物病院』を承継する形で開院し現在に至る。(京浜急行/横浜市営地下鉄「上大岡駅」から徒歩約19分)。
2014年に北里大学獣医学部を卒業した後、横浜市港北区の『藤井動物病院』にて約7年間勤務医を務める。その傍らで前医に当たる葉山動物病院に勤務するようになり、2021年2月に『横浜りゅう動物病院』を承継する形で開院し現在に至る。(京浜急行/横浜市営地下鉄「上大岡駅」から徒歩約19分)。
私は幼少期から動物と触れ合う機会が多い環境で育ちました。小学校高学年の頃、テレビや雑誌などのメディアから獣医師という職業を知り、大好きな動物を救える獣医師になりたいと考えるようになりました。その気持ちは中学や高校に進むにつれてさらに強くなり、獣医学部への進学を決意しました。獣医学部を卒業後、私は港北区にある『藤井動物病院』で約7年間勤務しました。院長の藤井先生は獣医療だけでなく、より大きな規模で皆様の幸せを考えている方であり、私に多くの影響を与えてくれました。その後、前医である葉山動物病院で働き、縁あって承継する形となり今の『横浜りゅう動物病院』を開院しました。私は幼少の頃から動物を救うことを志し、今もその使命を果たすために日々奮闘しています。
来院される方の多くは近隣にお住まいの方や道を挟んだ住宅街に住まわれているご夫婦やご家族の方です。お悩みは様々で病気になったから来院される方や予防接種や予防の薬の処方が目的の方、避妊や去勢手術など多岐にわたります。私自身が二次診療施設の皮膚科で研修医を行なっていた経緯から、通常の医院よりも皮膚に力を入れているのでそれを頼りに来られる方もいらっしゃいます。来院目的の一つとしてトリミングも挙げられます。トリミングを施す際、獣医師がいるメリットを活かして診察のように触ります。そこで皮膚に何か異常が診られた際にはお迎えの時に伝えケアの方法をお伝えします。他にもトリミングに来て偶発的に腫癌(しこり)が見つかり、検査するケースもあります。このトリミングを当院では「メディカルトリミング」と称して行なっています。私自身が処置できる事案は全てお受けしています。なるべく多くの動物を救いたいので様々な症例に対応できるよう日々研鑽を続けております。しかし、この病院では手に負いきれない症例もあります。その場合には専門医の多くいる二次診療施設を紹介して最良の結果につながるように行動しています。
動物は人間と異なり、自分で話すことはできません。そのため、当院では正確に診療することを重視しており、あらゆる可能性を考慮しながら診察しています。診察において重要なポイントは触診、聴診、視診です。これらの方法だけで診断できる病気も多く、どの患者さんにも実施しています。さらに、飼い主さんへ問診することで問題点を特定し、必要な検査を実施するよう心がけています。「SOAP(subjective objective assessment plan)」のプロセスに基づいて診療することを重視しています。2つ目の特徴は、「ドロップオフ・ピックアップシステム」を採用していることです。これは時間に余裕のない方に向けた特徴で、午前中にペットを預けていただき、午後に引き取っていただけます。これは飼い主様のライフスタイルに合わせた特徴です。3つ目の特徴は、処置を目の前で行うことです。レントゲンや手術など目の前ではできないこともありますが、採血や注射などの処置はなるべく目の前で行うようにしています。一部の病院では動物を奥の部屋で処置することもありますが、当院では飼い主さんの「どんな処置をしているのか?」といった不安に寄り添うことを目的としており、処置の内容を見ていただくことで透明感のある診療を目指しています。最後の特徴は、診療内容を飼い主様にレポートとして提供していることです。症状を振り返る際やご家族と共有する際に役立ちます。もちろん、口頭での説明も行いますが、忘れてしまうこともあるかと思いますので、レポートとして残すことで情報をより確実に伝えています。
地域にはいくつかの動物病院が存在しますが、多くの病院が当院と同じ規模です。私は将来的には医院を大きくしたいと考えています。なぜなら、大きな医院にすることで多くの方々が頼りにしてくださり、さらに多くの動物たちを救えると信じているからです。医院の規模を拡大することで、診療室が増え、獣医師の数も増加します。さらに、内視鏡などの器具を医院に設置することで、これまで診ることのできなかった症例にも対応できるようになります。そのために私自身セミナーや学会に出席して研鑽を積んでいます。過去には私の行動を見て「将来獣医師を志したい」と言ってくれた子がいたり、最終的には亡くなってしまいましたが「次に動物を飼う時にも先生にお願いしたいです」とおっしゃってくださった方もいらっしゃいました。この経験は私の生きがいになっています。
地域の皆様に根付いたホームドクターという考えを根幹にしています。どんな些細なことでも相談に乗ります。ゆりかごから墓場までという言葉がありますが、私たちは生涯を通じて皆さまと共に関わり、お手伝いできる存在でありたいと考えています。現在規模は小さいですが、大きな病院に負けないホスピタリティを持って接しています。スタッフ一同は皆、何かしらの動物を飼っており、優しく対応しています。私たちは医療サービスに自信を持っています。どうか、安心してお越しください。
※上記記事は2024年4月に取材したものです。
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