曽屋動物病院 曽屋 剛和 院長 MASAKAZU SOYA
昭和62年に『麻布大学獣医学部』卒業後同大学の大学院へ進学。卒業後、横須賀の動物病院で働きながら『曽屋動物病院』を継承して今に至る。)京浜急行杉田駅より徒歩3分)
昭和62年に『麻布大学獣医学部』卒業後同大学の大学院へ進学。卒業後、横須賀の動物病院で働きながら『曽屋動物病院』を継承して今に至る。)京浜急行杉田駅より徒歩3分)
私は生まれも育ちもこの杉田で『曽屋動物病院』で育ってきました。ですから動物は物心ついた頃から当たり前にいる環境でした。動物が怖くなりそうな経験として幼稚園の頃に噛まれて大怪我をしたこともありますが、結果として動物のことは嫌いになったことはありませんでした。そんな環境で育ったので獣医になるのは半分決まっていたようなもので、高校の頃も進路選択であまり迷わず「麻布大学獣医学部」へ進学しました。大学時代は獣医臨床病理学を専攻し、血液や血栓に関して研究をしまして、大学院ではこれで論文を提出して修士を取得しました。その頃父の体が芳しくなかったので実家で卒業後から『曽屋動物病院』で働き始め、合間で横須賀の動物病院にもお世話になり研鑽を積みました。『曽屋動物病院』は創業から60年以上も続く歴史ある病院で、私はその2代目にあたります。 病院は下町の温かい雰囲気があり、地域のお客様からは「先生」よりも、「ちょっとお兄さん」この地で長く皆様のお役に立ちたいと強く考えています。
私が診療で特に気をつけているのは、動物だけでなく、その飼い主さんの生活状況も十分に考慮することです。特に、現実問題として立ちはだかるのは、金銭面や時間的な余裕があるかどうかかという点です。動物の治療は人間のように保険制度が整備されていないため、高額な費用がかかることも少なくありません。 また、動物の介護に時間を割けるかどうかなども大きな問題です。治療を進めることで負担がかかりすぎることもあります。それが家庭の負担になってしまうのであればそれはまた別の問題になってしまいますね。そこの折り合いを考えながら飼い主さんと相談していくことが飼い主さんと動物両方が楽しみながら生活する上で大切だと考えています。
飼い主さんの多くは近隣に住まわれている方で、来院される動物は一般的な動物(犬猫)を受け入れています。犬も猫も今は半々くらいな印象です。昔と比べると今は大型な動物よりも小型の動物の方が多くいらしています。「元気がない」、「ご飯を食べない」。「足を引きずっている」など皆さん多種多様なお悩みを相談しに来てくださいます。昔馴染みの方も多くいらしているので、もしかしたら「先生」に相談している感覚でなく「曽屋さんの所に来たら大丈夫」っていうような感覚で来ている方も多いと感じています。いい意味でそんな地域の集まれる場所になっています。近隣では年末になると皆さん次の年のカレンダーをもらいに来るのが恒例になってきていますのでお楽しみにしてください。
当院では一般的な動物病院で行っているトリミングから入院、手術までなんでも診療するようにしています。また依頼があればですが往診にも行っています。午前中の診療が終わって午後の診療が始まるのが16時過ぎと時間があるのでその時間で向かっています。ただどうしても訪問先で出来ないこともあるのでその場合は注射だけ打って血液検査などの詳しい診療は医院に車で迎えに行っています。お迎えに行くことは特別でなく、昔からやっていることです。往診は大変ですが、私は往診に行くのが好きです。いろんなお話ができるし、何より外に出る理由にもなるので。実は私、年配の方に人気なんです。訪問すると必ずお腹を触ってくる人がいるくらいです(笑)。もしかしたらご利益があるかもしれませんね。
飼い主さんも動物もみんなお互い笑っていられる環境がいいなと思っています。もちろん生き物なので病気になったり亡くなったりしますがそれは仕方のないことです。その途中で嫌なことがなるべく少なくなることを考えて診療しています。お世話する上で飼い主さんが工夫した方がいい所はちゃんと伝えることでお互いにいい関係でいれるような配慮を心がけています。『曽屋動物病院』は昔からあるので地域の皆さんはどんな病院か分かってくれていると思います。私は極力子供の教育や精神衛生上動物を飼うことはいいことだと考えています。今は介護施設でもアニマルセラピーと言って一緒に暮らすような施設もあります。現代は少人数で暮らしているからこそ動物がいた方がいいと思います。生きているからお世話はかかりますが、それを感じて欲しいです。もし少しでも悩まれたら経験豊富なスタッフも多い当院へご相談にいらしてください。
※上記記事は2024年9月に取材したものです。
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