林内科医院 林 千明 院長 CHIAKI HAYASHI
日本大学医学部卒業後、消化器内科を専門に研鑽を積む。1996年、「新杉田駅」傍に開業。
日本大学医学部卒業後、消化器内科を専門に研鑽を積む。1996年、「新杉田駅」傍に開業。
私の父は学校教師をしていて、私も将来は数学者になろうと思っていました。ところが高校3年生のとき、父から「医学部を受験してみてはどうか」と勧められましたので、父の言葉に後押しされるようにして、医学部進学を決めました。
日本大学医学部を卒業した後は、母校の第三内科に籍を置き、研鑽を積みました。第三内科は、消化器や肝臓、糖尿病などを専門に診る診療科でしたので、私もこの分野を中心に内科全般について知識と経験を重ねてまいりました。
『林内科医院』の開業は1996年で、この地域の医療に携わっておよそ30年あまりになります。当初は、この建物のちょうどお向かいで診療していて、診療にあたる医師も私1人だけでしたが、その後、患者さんの数が増え、スタッフの数も増えたものですから、現在の場所に移転することになりました。
今考えてみると、患者さんのご要望にお応えするうちに医院の規模が大きくなり、診療の幅も広がったように思います。『林内科医院』を育ててくれたのは、地域のみなさまからの声であり、「医療は患者さんのためにある」という合言葉のもとに集まったスタッフたちの力だと言えます。
当院には、私を含めて15名の医師が在籍しており、内科全般について広く診療する一方、循環器や消化器、呼吸器など、それぞれに高い専門性を備えた医師が診療にあたっていることも特徴です。当院が、日曜日や祝日も休まず診療できるのも、医師や看護師をはじめとしたスタッフたちの協力があってこそだと考えています。お正月の3日間だけはお休みをいただきますけれど、みんな年中無休の診療スタイルを、「自分たちの誇り」だと言ってくれています。
生活習慣病などの慢性疾患をお持ちの患者さんが、継続して治療できるようにと考えて年中無休の診療をはじめたのですが、当院には家族ぐるみで通ってくださる患者さんがとても多いです。最初に通院されていた患者さんが、ご家族を連れて来てくださったり、ご自分の大切な方をご紹介くださるというのは、医師として本当に嬉しいことだと思っています。
私たち医師にとって、丁寧に診察することや正しい診断をつけるのは、当たり前のことと言って良いでしょう。医学的に正しい医療ができたと自己満足しているようでは、患者さんにご満足いただける医療とは言えません。私たちがご提供する医療が「正しい医療」であったのかどうか、それを判断するのは患者さんです。こちらから押し付けるような医療ではなく、患者さんのニーズをくみ取って、問題解決のための提案をする。患者さんに向けて、「正しい答え」を出すことが、私たちの大切な役割なのだと思います。
診察の際には、患者さんのお話をよくお聞きすることを大事にしています。双方向のコミュニケーションは、「話すこと」と「聞くこと」によって成立しますが、患者さんのニーズをしっかり把握するためには、「聞くこと」に重点を置かなければなりません。患者さんのお話にしっかりと耳を傾けて、お1人お1人に最適な治療をご提供することによって、お互いに確かな信頼関係を築くことができたら嬉しいですね。
『林内科医院』は、「杉田駅」から徒歩約2分、「新杉田駅」から徒歩約8分ほどの場所にあります。
開業から、およそ30年あまりになりますが当院に信頼を寄せてくださる患者さん、一緒に働くスタッフたちに支えられながら、診療を続けてくることができました。そして、これから先も「人」を大切に、この医院に関わるすべての方々が満足し、幸せになるような医療をおこなっていきたいと思います。何かお困りのこと、気になっていることがございましたら、お気兼ねなくお問合せください。
※上記記事は2019年6月に取材したものです。
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