スターボードオーラルクリニック 西原 伸一 院長 SHINICHI NISHIHARA
日本歯科大学を卒業後、防衛庁に入庁。海上自衛官として27年間勤務。2016年に『スターボードオーラルクリニック』を開院。
日本歯科大学を卒業後、防衛庁に入庁。海上自衛官として27年間勤務。2016年に『スターボードオーラルクリニック』を開院。
祖父から続く歯科医師の系譜に当然ながら縁を感じつつも、当初はパイロットの夢を抱いていました。家族と高校の恩師の勧めで歯科大学に進学し、医科への思いもあったが歯科の興味深さに惹かれました。海外での研修を通じて、歯科の健康全般への影響に気付き、患者さんへのアプローチが広がることを理解しました。歯科治療は患者さんにとって不安を抱かせる要素が多いものです。その理解から、患者さんと共感し合えるような姿勢を心がけています。自身が治療を受ける際にも恐怖を感じることがあり、その経験をもとに、患者さんの気持ちに寄り添うことを大切にしています。
当院では、幼少期から成人まで、様々な年齢層の患者さんに矯正治療を提供しています。この治療は、親御さんが子供の歯並びを気にされる方から、社会人になってから歯並びを意識される方まで、年齢に関係なく受けられるものです。矯正治療期間は痛みやストレスを伴うこともあります。また、歯磨きの困難さから虫歯になるリスクも存在しますが、その際は患者さんに対して丁寧なアドバイスを行い、治療を円滑に進めています。治療は徐々に進み、患者さん自身の変化や成果を感じられ、治療に喜びを見出すことができます。治療の終了に近づくと、患者さんの口元に顕著な変化が現れます。口元が美しく整い、治療を行なって良かったと満足いただけます。器具が外れると治療が終了と思われがちですが、後戻りと呼ばれる期間に入り治療は続きます。安定した歯並びを維持するために二人三脚でケアを行っています。
当院では、患者さんの幸福と自信を取り戻すため、積極的にインプラント治療に力を入れています。この治療は、歯を失った方々が対象で歯が多数失われた場合、入れ歯を使用されることが一般的ですが、使用感に対する懸念が多くの方に存在します。この状況は精神面にも影響を及ぼすことがあります。インプラント治療を行うことで、まるで自分の歯のような感覚を取り戻すことができます。インプラントを入れるだけで入れ歯の使用感が大きく改善し、噛みごたえも戻ります。この治療を通じて、人生を変える方が少なくありません。さらに、顔つきや若々しさにも劇的な変化が現れることがあります。過去、インプラント治療に対する不安がありましたが、現在はCTスキャンを使用し、精密なシミュレーションを行い、ガイドを使用して治療を行うことで、より正確な施術を提供しています。誤差があると周囲の組織に影響を及ぼし、メンテナンスが難しくなる可能性もあります。費用を頂くからこそ、安心・安全な治療を提供し日本の歯科医院の中でも導入率が低いこの方法を活用し、患者さんが長期間安心して使用できるように努めています。
全身歯科医療の観点から、口の機能の一つである「食べること」がどのような意味を持つのかを広めたいと考えています。口は消化器官の最初の入り口であり、健康な口内環境が全身の健康に繋がることを周知させたいと思っています。食べることとは何か。口の中の機能が適切に働くことで咀嚼ができ、栄養を摂取することができます。介護を必要とする人だけでなく、幼少期から成人まで、食べることや口の動きが健康に与える利点を、全身歯科医療の視点から紹介していきたいと思っています。
子供さんの診療では、彼らが治療に慣れてから丁寧に診療を進めています。子供さんたちとのコミュニケーションを大切にし、診察の際にはハイタッチで楽しさを共有し、歯医者に通うことを楽しんでいただけるよう心がけています。患者さんには笑顔で来ていただき、笑顔で帰っていただくことを重視しています。歯医者は本来、恐れるべき場所ではありません。予防意識を早めに持っていただきたいと思っています。歯科治療の最初のステップは予防からであり、歯に問題が起きた後ではなく、定期的な来院によって口腔内の健康を保つことが大切です。病院に来るような感覚で、予防を重んじた治療を提供しています。
※上記記事は2023年12月に取材したものです。
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