木村 豊 院長(木村歯科医院)のインタビュー

木村歯科医院 木村 豊 院長

木村歯科医院 木村 豊 院長 YUTAKA KIMURA

1992年 鶴見大学歯学部卒業。1992年4月 自治医科大学附属病院 歯科口腔外科講座 入局。1998年 自治医科大学大宮医療センター(現・さいたま医療センター)歯科口腔外科 外来医局長。2000年8月 に「木村歯科医院」を開院。

患者さんの持病を理解し治療をするため、口腔外科へ

 父が歯科医師だったので、私も自然と歯科医の道へ。鶴見大学歯学部を卒業後、自治医科大学附属病院にて口腔外科を学びました。口腔外科を選んだ理由は、持病を持つ患者さんの治療をさせていただきたかったからです。患者さんから持病や特定の薬を飲んでいると聞くと、歯科医によっては「大きな病院へ行ってください」と、まわしてしまうケースがあります。持病や薬を理解すれば、大きな病院でなくても、歯科医院でもできる歯科治療はあるのです。なるべく患者さんに負担をかけたくない、という思いで口腔外科を専門にしました。自治医科大学附属病院は、患者さんが昼夜問わず多く訪れるので、毎日が戦場のようでしたね。交通事故で顔面を怪我した患者さんから、口内炎が治らず癌の疑いがある患者さんまで、ありとあらゆる症状の治療を行いました。2000年に父の跡を継ぎ「木村歯科医院」を開設。バリアフリー設計の建物に建て替え、車椅子の方でも対応できる歯科医院です。

口腔内スキャナーや拡大鏡など設備も充実

 当院では、数年前から口腔内スキャナーを導入。口腔内スキャナーとCAD/CAMを用いることで、精度の高い歯の被せものを作成します。保険診療の場合は、従来の型取りで行っています。患者さん一人ひとりのご要望にあった治療が大事だと思っています。また、治療中は拡大鏡を使用しています。拡大鏡を使うことで細かい部分まで見ることができ、精密な治療ができます。

定期検診を大切にしてほしい

 初期の虫歯は痛みがなく、自身で気づかない場合も。だからこそ、早期に虫歯を発見できる定期検診をおすすめします。毎日歯を磨いても、歯ブラシが届かない箇所はどうしてもあります。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使うことも必要です。それでも磨き残しが出てしまうこともあります。そこに歯がある限り、虫歯ができる可能性はあります。虫歯は初期の段階であれば、削る量も治療の回数も少なくて済みます。反対に、虫歯が大きくなると、削る量も治療の回数も増えてしまう。それだけでなく、神経を抜くこともあるのです。見た目は小さな穴でも、中に広がっていることもありますからね。「最近、検診に行っていないな」「ちょっと違和感を感じる」という方は、歯科医院を訪れていただけたらと思います。

丁寧な治療を心がけるのは患者さんのため

 当院は、30代から60代の方が多く来院されます。患者さんの症状はさまざまですね。虫歯の治療だけでなく、入れ歯の修正など幅広い。毎日とても忙しいですが、一人ひとりに合った治療をしています。必要な治療と丁寧な治療は違うのです。医療従事者なら当然ですが、患者さんの症状を治し、なるべく長く健康的な生活を送って欲しい。私は丁寧な治療を患者さんにお届けしたい。その思いで毎日患者さんに向き合っています。

地域の方へのメッセージ

 歯磨きは大事な虫歯予防と歯周病予防です。食事後は、欠かさず行っていただきたい。「食事をしてから30分経った後で、歯磨きをすると良い」と聞いたことがあるかもしれませんが、そんなことはありません。時間は気にせず、食事が終われば歯磨きをしましょう。そして、定期検診に来ていただきたいと思います。自分の歯でいつまでも美味しいものを食べられる。どんな患者さんにもそうした生活を送っていただきたいといつも願っています。「最近、歯が気になるな」「前と調子が違うな」と違和感を少しでも感じていれば、歯科医院にお越しください。ご相談だけでも受け付けています。

 

※上記記事は2023年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

 

木村歯科医院 木村 豊 院長

木村歯科医院木村 豊 院長 YUTAKA KIMURA

木村歯科医院 木村 豊 院長 YUTAKA KIMURA

  • 出身地: 横浜市磯子区
  • 好きな本: 歴史小説

INFORMATION