フローリスト花だより 佐藤 祐治 代表 YUJI SATO
大学在学中、三遊亭好楽師匠らと共に「落語会」を結成。旅行会社では添乗員のバイトで多くの観光客や芸能人をツアー案内する。大学卒業後、円楽師匠のマネージャーを務めたのち、父が営む『フローリスト花だより』に就職。代表となる。
大学在学中、三遊亭好楽師匠らと共に「落語会」を結成。旅行会社では添乗員のバイトで多くの観光客や芸能人をツアー案内する。大学卒業後、円楽師匠のマネージャーを務めたのち、父が営む『フローリスト花だより』に就職。代表となる。
父が営んでいた『フローリスト花だより』は、以前は種苗店でした。杉田が再開発される前は、農園と温室、種苗店を一緒にした店を経営していたんです。それが今から40年以上前、杉田が横浜再開発の第一号となり、再開発をされたことをきっかけに、父が「これからの時代は種苗店ではなく、生花店だ」ということで「フローリスト花だより」に生まれ変わりました。私自身は、大学卒業後店を継ぐために就職し、生花店を営みながら地元に貢献してきました。昔から、行動力があったので大学在学中は好きな落語を通じて、三遊亭好楽師匠と出会い、落語会を結成。寄席のプロデュースやチケットを売ったりなどしていましたよ。また、旅行会社の添乗員のバイトをして、観光客を観光案内するだけでなく、旅行会社とタイアップしたラジオ番組で、まだ売れる前のタモリさんや松山千春さんをツアー案内するなど、面白いことをたくさんやってきました。個人の活動としては、面白いことや新しいことをどんどんやっていくタイプですが、生花店については「街の花屋さん」を目指し、地元に方々に愛される花屋さんを営んできました。ここプララ1階にある当店の他、新杉田駅にある「ラビスタ新杉田」のスーパー・スズキヤさんにも、当店の2号店があります。どちらの店でも、ギフト用やご自宅用のお花、仏花などを取り揃えていますよ。
週に2回、もしくは3回は市場に行って新鮮な花を競りで仕入れてきます。色とりどりの季節のお花をなるべく仕入れたい、というのが私のこだわりですね。お客様は40代から60代後半までの方が多いでしょうか。ご自宅用に購入される方が多く、仏花を取り扱うことも多いです。最近は仏花でも、洋花を希望される方も多くいらっしゃいます。本堂に飾るお花も一般的には菊の花が多いですが、洋花が良いというお客様もいらっしゃいますので、お客様の好みに合わせて仕入れ、届けています。また、ここは杉田劇場が近いので、ギフト用の花束の注文も多く入ります。もちろん、ご家族や大切な方へのプレゼントの注文もありますよ。特にプレゼントの場合、サプライズとして配達することがあります。いつもは、配達前に配達先に一度電話をするのですが、「内緒で持って行ってね」とのご要望があれば、突然配達に伺います。花を手渡す時のお客様の驚きと喜ばれた顔は、何度見ても嬉しいですね。
「地元を大切にする」それが私のモットーなんです。長年、プララ杉田専門店会の会長と磯子区商店街の副会長をしている関係もあって、地元を盛り上げようとさまざまな活動をしてきました。例えば、商店街プロレスのプロデュースや、地元の保育園、小学校、中学校、高校の生徒の吹奏楽部のコンサートなど。保育園児の頃にコンサートに出た子が、高校生になってもまだ音楽を続けていると聞いたときは、本当に嬉しかったですね。「商店街のコンサートに出た経験が忘れられない」と言ってくれて、本当にやってよかったと思いますね。地元の子どもや大人がイキイキできる場所、発表できる機会を作る、というのは地元を盛り上げることだけではなく、ここに住む人たちの人生も輝かせることだと感じました。落語会では、三遊亭好楽師匠と桂宮治師匠の寄席の前座に、地元出身の横浜ヨコハマを呼んでやっていますよ。最近、私が嬉しかったのは12月に、地元出身のプロ野球選手2名を呼んでサイン会と握手会、トークショーを企画できたこと。驚いたことに、地元から2年連続でプロ野球選手が出たんです。2022年に吉田賢吾選手(杉田小学校卒)が福岡ソフトバンクホークスへ、2023年に石田裕太郎選手(屏風ヶ浦小学校卒)が横浜DeNAベイスターズへ入団しました。この2名がトークショーに来てくれることになりました。2人とも忙しいのに、地元のために来てくれるなんて、依頼した私が言うのも何ですがとても嬉しかったですね。これからも変わらず、地元を盛り上げていきたいと思っています。
落語会や磯子区商店街、プララ杉田、そして生花店を通して、私はたくさんの人たちに出会いました。人に恵まれた人生だなぁって、深く思うときがありますね。これが私の財産だな、と心から思います。若いうちから色々な活動をしてきたことが、こうして今の恵まれた人間関係を作っているんです。私のスマホに入っている写真は、私が出会った人たちとの楽しい写真ばかりです。この恵まれた縁を、地元にも広げていきたいと思っています。
買い物は、プララ杉田と杉田商店街で! ここなら、大抵のものは揃います。杉田は良い街です。これからも、みなさんと一緒に杉田の街を盛り上げていきたいですね。
※上記記事は2023年11月に取材したものです。
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